
福島ホープツーリズムの現地視察で震災遺構の請戸小学校と中間貯蔵事業情報センターを視察してきました。
【震災伝承施設の中でもインパクトが強い請戸小学校】
福島県浪江町の請戸小学校は、東日本大震災で津波の被害を受けながらも、教職員の迅速な判断により児童全員が無事に避難した「奇跡の小学校」として知られています。
現在は震災遺構として校舎が保存・公開され、被災当時の状況を伝える展示や映像を通じて、防災の大切さを学べる貴重な施設となっています。

2階建ての校舎がしっかりと残っています。
駐車場も完備されています。

被災状況などを分かりやすくパネル展示しています。

津波の影響で床が大きく凹んでおり穴が開いてしまっています。


1階とはだいぶ雰囲気が違います。

【最新技術で分かりやすく解説 CREVAおおくま内「「中間貯蔵事業情報センター」】
福島県大熊町の産業交流施設「CREVA(くれば)おおくま」内に新たに整備した中間貯蔵施設(大熊町、双葉町)の情報発信拠点
原発事故により中間貯蔵施設に保管されている、除染土壌の県外最終処分と再生利用の理解醸成に向けて、事業の進捗(しんちょく)や地元の思いなどを発信しています。
中間貯蔵施設の現地見学会では立ち入れない施設などを、映像で見ることができるバーチャルシアターなどが設置されています。

中には会議室やコワーキングスペース等もありました。
木のぬくもりが感じられる施設です。

除染から中間貯蔵施設の建設受け入れの経緯、除染土の県外最終処分に向けた取り組みなどもパネルや写真で紹介しています。




今回訪れた請戸小学校と中間貯蔵事業情報センターは、どちらも震災の影響を直接受けた施設であり、過去の出来事を風化させず、未来に活かす姿が見られました。
また、地元の人々の決断や協力が復興の土台となっていることが伝わってきました。
どちらも非常に学びの多い場所でした。ホープツーリズムツアーでこれらの施設を訪れる研修ツアーを実施しております。
ご興味のある方は是非お問合せ頂ければと思います。