ホームchevron_rightトピックスchevron_right【現場レポート/国内】~震災遺構 請戸小学校&中間貯蔵事業情報センター~

【現場レポート/国内】~震災遺構 請戸小学校&中間貯蔵事業情報センター~

2025.06.18
現場レポート

福島ホープツーリズムの現地視察で震災遺構の請戸小学校と中間貯蔵事業情報センターを視察してきました。

福島県浪江町の請戸小学校は、東日本大震災で津波の被害を受けながらも、教職員の迅速な判断により児童全員が無事に避難した「奇跡の小学校」として知られています。

現在は震災遺構として校舎が保存・公開され、被災当時の状況を伝える展示や映像を通じて、防災の大切さを学べる貴重な施設となっています。

請戸地区の南側に立つ請戸小学校。
2階建ての校舎がしっかりと残っています。
駐車場も完備されています。
校舎のいたるところで大地震・津波の脅威を感じることが出来ます。
被災状況などを分かりやすくパネル展示しています。
体育館も建物自体は残っていますが
津波の影響で床が大きく凹んでおり穴が開いてしまっています。

シンボルにもなっている時計台。津波が押し寄せた際の時刻、午後3時38分を指したまま停止しています。津波到達地点の高さに驚き。
2階の廊下です。津波の被害を受けていますが綺麗に保存され
1階とはだいぶ雰囲気が違います。
2階には、4、5、6年生の教室や、音楽室、理科室などがあったそうです。黒板には復興へのメッセージが書かれていました。

福島県大熊町の産業交流施設「CREVA(くれば)おおくま」内に新たに整備した中間貯蔵施設(大熊町、双葉町)の情報発信拠点

原発事故により中間貯蔵施設に保管されている、除染土壌の県外最終処分と再生利用の理解醸成に向けて、事業の進捗(しんちょく)や地元の思いなどを発信しています。

中間貯蔵施設の現地見学会では立ち入れない施設などを、映像で見ることができるバーチャルシアターなどが設置されています。

2025年3月15日にグランドオープンしたばかりの新しい施設。
中には会議室やコワーキングスペース等もありました。
木のぬくもりが感じられる施設です。
施設の1階に中間貯蔵事業情報センターがあります。
除染から中間貯蔵施設の建設受け入れの経緯、除染土の県外最終処分に向けた取り組みなどもパネルや写真で紹介しています。
バーチャルシアターでは中間貯蔵施設の現地見学では見られない施設や場所を、没入感のある映像で体験できます。映像に動きがあり見応えがあります。コンテンツも選べ内容が充実していました。
スクリーンが映し出すマップとデータで、中間貯蔵事業の進捗と規模感を知ることができます。
放射線に関する基礎知識が解説されており、実際によく見る汚染土を入れる黒い袋も展示されています。道路や埋め立て地として再利用する検証が行なわれているそうです。
CREVAおおくまに隣接するクマSUNテラス。コンビニや飲食店・文具店があります。夕方で人は少なかったですが、賑やかな雰囲気でした。

今回訪れた請戸小学校と中間貯蔵事業情報センターは、どちらも震災の影響を直接受けた施設であり、過去の出来事を風化させず、未来に活かす姿が見られました。

また、地元の人々の決断や協力が復興の土台となっていることが伝わってきました。

どちらも非常に学びの多い場所でした。ホープツーリズムツアーでこれらの施設を訪れる研修ツアーを実施しております。

ご興味のある方は是非お問合せ頂ければと思います。

お問い合わせまずはお気軽に
ご相談ください

サービスについてのお困りごと・ご相談や
当社についてのご不明点などは、こちらよりお問い合わせください。